岩手県沿岸地域の復興に向けた景観形成の基本的考え方の検討のため、陸前高田市の「エコタウン鳴石」 を視察しました。
http://www.iwate-tjk.or.jp/building_lot/naruishi.html
環境との共生をテーマに、宅地が造られています。土地利用を大きく分けると一般の方に分譲する宅地72戸、公営住宅、公共用地(道路、公園など)に分かれています。
一般分譲区域の緑道と宅地(背中面で申し訳ありません)
公営住宅区域の様子1(瓦屋根と白壁が特徴的です)
公営住宅区域の様子2(瓦屋根と木の壁が特徴的です)
公園の様子
(太陽光パネルで環境用水をくみ上げる仕組みのようですがこの日は動いてませんでした)
担当者Oの個人的感想ですが、一般分譲区域はそれぞれにデザインの違いがあるため、統一感や地域性が少ないが、変化は感じる。一方で公営住宅区域は同様のデザイン(瓦と木、白壁)が立ち並ぶことで統一性はあるのですが、それが強すぎて逆に違和感を覚える。といった感じです。
公営住宅区域は宅地と道路配置に変化を持たせることで見た目の違和感は軽減出来ると感じました。これは造成当初から検討する必要がありますね。
また、少し高い樹木があると良くなるのかなと感じます。これは時間がゆっくりと育んで行くのでしょう。
これから、岩手県沿岸部では、高台への集落移転が行われます。エコタウン鳴石は身近に宅地造成、家のデザインについて考えることが出来る事例だと思います。