2012年1月10日火曜日

釜石市、大船渡市の漁村の景観まちづくりWS

12月3日に釜石市と大船渡市で漁村集落の復興に向けた景観まちづくりワークショップを行いました。
 復興のスピードが優先されるなか、小規模漁村では、細やかな意見の聴取、地域性ぼ議論などがされにくい状況です。
 そこでいわて景観まちづくりセンターではふるさと景観や地域資源の観点から復興まちづくり、景観まちづくりについて議論しました。

 釜石市唐丹町大石地区では約半数の家屋が津波により被災しました。住民の方はほとんどが漁業従事者です。現在やっと共同操業で漁に出ることが出来るようです。このような状況では生活が大変だという意見が多く聞かれました。
 一方で、地域芸能の虎舞などの話では皆さん笑いながらお話したり、海からの大石地区の景観はすばらしいとの意見も聞かれました。


 大船渡市三陸町吉浜根白地区では地形が高台にあり、漁港施設以外の被災は免れた地域です。しかし、一見外部から見ると美しいと思う、斜面に並ぶ住居は石積みが崩れるなどの恐れがあることや、災害時のエネルギーの供給に対する課題なども聞かれました。

小規模漁村に住む方々の復興に向けての一助になればと思います。

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